株式会社Cominalの前田絵美と申します。本日は、弊社が開発するイベントの成果を最大化するデータプラットフォーム「コイノ(koino)」についてご紹介いたします。
私はこれまでマーケターとして10年以上キャリアを積み、数多くのイベントを企画・運営してきました。イベント主催者にとって、参加者から得られるアンケートデータは、イベントの価値検証や今後の改善に不可欠な極めて重要な資産です。しかし、実際にはアンケートはほとんど回答されません。
なぜなら、参加者の皆様は忙しく、入力項目が多いアンケートは心理的負担が大きいからです。リマインドを送り続けるのにも限界があり、結局いつも同じ熱心な参加者ばかりが回答するため、データが偏ってしまいます。このように、参加者の「本音の需要と満足度」を定量的に測ることは、イベント業界において長年の極めて困難な課題でした。
この課題を解決するのが、本音の需要を掘り起こすデータプラットフォーム「コイノ」です。コイノを導入したイベントでは、参加者は事前の登録フォームや事後のアンケートを入力する必要が一切ありません。それにもかかわらず、主催者の元には参加者の基本属性と、全員の本音ニーズの分析結果が自動的に届きます。
その秘密は、参加者全員に提供される「AIネットワーキング支援機能」にあります。従来の「アンケートを書いてください」というお願いから、「現在の状況や会いたい人の展望を入力(音声入力)してくれれば、会場内の最適な人をご紹介します」というネットワーキング支援に置き換えているのです。
参加者はアプリ上で、マイクに向かって自分の状況や目的を音声で吹き込むだけで、イベント内で今話すべき最適な相手を紹介してもらえます。そして、裏側ではAIがその非公開データを匿名化・データ化した上で、イベント全体のニーズ傾向やトレンドの分析データとして主催者ダッシュボードにリアルタイムで表示します。
これまでの実証テストにおいて、コイノを導入したイベントのマーケターの満足度は100%を記録しています。また、アンケートの回収やマッチングの仲介にかかる管理者の業務時間は95%削減されるという驚異的な成果が出ています。
ビジネスモデルはB2Bのイベント主催者課金です。オンラインで申し込むとQRコードが発行され、それを参加者に配布するだけで利用可能です。基本価格は100〜200人規模のイベントで1回あたり1万円以下となっており、それ以上の規模については人数に応じた従量課金システムを採用しています。今後は、自社単発のイベントから、社内イベント、大型のカンファレンス施設などへの導入拡大を目指しています。現在もテスト導入企業様を募集しておりますので、ぜひお気軽にお声掛けください。
コメンテーター(伊藤氏):プレゼンありがとうございました。スピーチの途中で接続トラブルがあり、ビジネスモデルや価格帯についての説明が少し早足になってしまった部分があるかと思います。よろしければ、サービスの提供価値と価格構成について改めて詳しく教えていただけますか。
前田絵美氏:トラブルでご心配をおかけし大変失礼いたしました。サービスモデルと価格について補足いたします。基本的には1イベントあたり1万円以下(100〜200人規模)でご利用いただけます。このプランには、チェックイン機能、音声マッチング機能、そして主催者向けの傾向分析ダッシュボードのすべてが含まれています。それを超える大規模なイベントに関しては、参加人数に応じて価格が上がる従量課金システムを採用しております。
コメンテーター(伊藤氏):ありがとうございます。今回のピッチをお聞きして、マーケティング視点での「コイノ」の強みや差別化ポイントがまだ少し伝わりづらい印象を受けました。アンケートが返ってこないこと、そして本音が見えないことは、我々が支援している企業でも本当に深刻な課題です。だからこそ、この「コイノ」を通じて、より回答率を上げ、かつ正確な本音データを集めるためのプロダクト的な仕組みや工夫があれば、追加で教えていただけますでしょうか。
前田絵美氏:ご指摘ありがとうございます。まさにその点について、現在プロトタイプを用いた実証テストを重ねながらPDCAを回しています。現時点では、参加者同士がどのテーマでマッチングし、会話が成立したかという行動データと、そのテキスト傾向を分析して全体の満足度や興味トレンドを測定しています。さらに今後は、マッチング後に手軽に「いいね」などのフィードバックを送れるようなUI/UXを実装し、より簡単かつ定量的に満足度の実数値を収集できるような仕組みを検証・開発している最中です。
コメンテーター(伊藤氏):なるほど、マッチングの成果や「いいね」といったインタラクションから逆算して満足度を定量化するのですね。その背骨となる部分がプロダクトとしてさらに洗練されてくれば、イベントマーケターにとって極めて強力で手放せないプロダクトになると思います。期待しています。
前田絵美氏:ありがとうございます。引き続き現場のフィードバックを取り入れながら、プロダクトの背骨を強化し、本格導入に向けて邁進してまいります。