皆さん、こんにちは。株式会社ナレッジホールディングス代表取締役の道川内知と申します。本日はよろしくお願いいたします。
私は横浜出身で、1984年生まれの現在40歳になります。まずは、自己紹介と事業立ち上げの背景についてご説明させていただきます。
私は高校卒業後、「とにかく経営者になりたい」という強い夢を描き、様々なアルバイトを経験した後に、営業の力を磨くために歌舞伎町でスカウトマンを始めました。そこで培った対人営業力を武器に、通信回線の訪問販売事業で19歳で起業いたしました。当時は「地デジバブル」の波に乗り、訪問販売網を一気に全国へ拡大することで、事業規模を急成長させ、相応の資金を作ることができました。
その資金を元手に、福祉施設のフランチャイズ展開やエステ、飲食店の経営など、リアル店舗の多店舗展開を開始しました。現在、これらの福祉施設や店舗は全国で50店舗を超える規模になっています。
しかし、持続可能な店舗経営を掲げて拡大を続けていた中で、新型コロナウイルスのパンデミックに直面しました。リアル店舗の来客数が激減し、店舗運営の持続が非常に困難な状況に追い込まれたのです。「この店舗マーケティングのあり方を根底から変えなければならない」と痛感しました。
その際、福祉事業を通じて行政の動向に詳しかった私は、今後行政から「AI」や「DX」に関連する各種補助金・助成金に膨大な予算(予算枠)がつくという情報をいち早く得ました。そこで、ただ高額なマーケティングツールを提供するのではなく、「国の補助金・助成金を活用して、初期投資や心理的ハードルを極限まで下げて導入できる、実用的な店舗マーケティングソリューション」を自ら設計し、提供することを決意しました。これが、当社のスタートです。
現在の店舗マーケティング業界には、深刻な「縦割り」の課題が存在します。
店舗のオーナー様は、インスタグラム運用代行、MEO(Googleマップ対策)業者、LINE公式アカウント構築会社、ホームページ制作会社など、乱立する複数の業者からそれぞれ個別に営業を受け、個別に契約しています。
そのため、それぞれの施策がバラバラで「横串の統合評価」ができず、どの媒体がどれだけ集客に貢献しているのかといった効果測定(PDCA)が極めて困難です。結果として、集客効果が不透明なまま、従来のポータルサイト(ホットペッパー等)への高額な広告掲載に依存し続ける店舗が多いのが現状です。また、内製化(自社運用)したくてもノウハウがなく、外部業者に丸投げせざるを得ない構造になっています。
私たちの解決策は、SNS、MEO、Webメディアをすべて統合連携して効果検証できる独自のDXツール「AXiY(アクシィ)シリーズ」の提供と、店舗自身で運用できるようになるための「内製化支援」です。
当社の強みは、ツールをただ提供するだけでなく、デザインや運用のスペシャリストが在籍している組織力と、累計400社以上のIT導入補助金・助成金の採択支援で培った強固なノウハウにあります。補助金等の活用により、店舗のオーナー様が最も嫌う「初期導入コストの赤字リスク」を完全に払拭し、実質的な自己負担を大幅に削減した状態で、中長期的なSNS・MEO・採用マーケティングの内製化体制を構築することができます。
このソリューションはすでに大きな成果を上げています。例えば、ラーメン激戦区にあるわずか12席の小規模店において、SNSとMEOをAXiYで最適化した結果、月商800万円を達成。また、大阪の美容クリニックでは、開始半年で毎月30名以上の新規LINE友達(来店予約)を自動で獲得する仕組みを作るなど、クリニックや美容、飲食店を中心に累計400店舗以上に導入されています。
私たちの当面の目標は、2030年の株式公開(IPO)と売上高45億円の達成です。現在、当社の平均受注金額は初期導入を含めて約300万円ですが、2年目以降のシステム利用(サブスクリプション)の継続率は「8割以上」と極めて高く維持されており、安定したリカーリング(継続)収益基盤となっています。
今後の提供サービスとしては、単なるツールの提供にとどまらず、店舗に最も適した国の補助金・助成金を自動でクロール・提案する「補助金助成金コンサルティング」を月額サブスクリプションモデルとして本格展開していく予定です。「もし年間の支援を通じて、申請・採択金額が事前に提示した目標金額に満たなかった場合は全額返金する」という返金保証型プランもテストマーケティング中であり、資金力の弱い中小店舗から非常に強い手応えを得ています。
補助金をフックに低価格でシステムを導入いただき、成果が出た段階で「AXiY」のサブスク利用に移行してもらう、または自社で完全に内製化してもらうことで、店舗のマーケティング費用負担を最小化しながら売上を最大化するモデルを確立します。
今回の調達目的は、4,000万円規模の資金調達であり、優秀なIT人材の採用とマーケティング活動の強化です。また、これからの急成長に向けた資本政策(ファイナンス戦略)をご相談できるVCやパートナー企業の皆様との提携を求めています。
起業して20年、自分が楽しいと思うビジネスに走り続けてきましたが、これからはこの事業を通じて、全国の中小店舗や製造業の皆様の成長に最も貢献できる「社会貢献の挑戦」として、IPOに向けて地に足をつけて前進してまいります。皆様のご支援をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
鈴木氏(コメンテーター):道川内さん、ありがとうございました。ご自身の起業ストーリーから、パンデミックを乗り越えて行政の制度(補助金など)に着目した展開力、非常に説得力がありました。現在すでに400店舗以上に導入され、2年目以降の継続率が8割を超えているというのは素晴らしい実績ですね。
道川内氏:ありがとうございます。多店舗経営の実体験があるからこそ、オーナー様の「効果がわからないものにお金を払いたくない」という痛みに寄り添い、補助金を組み合わせて金銭的なリスクを徹底的に下げる設計にこだわった結果だと自負しております。
鈴木氏:非常にユニークだと思います。特に「補助金や助成金の活用コンサルティング自体を月額サブスクで提供する」というお話に興味があります。これは具体的に店舗に対してどのような価値やプランを提供するのでしょうか?
道川内氏:はい。現状でも、私たちのITツール導入時に「IT導入補助金」を適用するサポートは行っておりますが、今後はさらに一歩進め、店舗の「補助金顧問」のような役割を担うサブスクサービスを構想しています。国や地方自治体は毎年数多くの補助金や助成金を出していますが、店舗側は忙しくて調べる時間がなく、存在すら知らないケースがほとんどです。そこで、私たちが店舗の状況に合わせて最適な補助金(ものづくり補助金、事業再構築補助金、地域限定の助成金など)をクロール・選定して毎月提案し、申請書作成から採択までを一貫して伴走するサービスです。
鈴木氏:なるほど。でも、もし採択されなかったら店舗側はサブスク代金が払い損になってしまいますよね?
道川内氏:まさにその懸念を解消するために、「返金保証型」のパッケージを設計しております。例えば、「年間を通じて合計で最低500万円以上の補助金獲得を保証し、もしその金額に届かなかった場合は、いただいた月額顧問費用を全額返金する」という仕組みです。すでにクリニック様を中心にテスト展開しておりますが、非常に高い確度で500万〜1,000万円規模の補助金メリットを享受いただけるため、極めて手応えを感じています。
鈴木氏:全額返金保証ですか!それは店舗側にとってはノーリスクなので、極めて魅力的な提案ですね。クリニックなどは機材導入などでお金が動くので特に相性が良さそうです。
道川内氏:はい。クリニックや美容業界は設備投資が多く、申請書類の信頼性も高いため、採択成功率は非常に高いです。補助金獲得で資金力に余裕を持ってもらいながら、最終的には私たちの「AXiY」ツールを活用した自社マーケティングの内製化(サブスク)を長く継続していただく、三方良しの関係を築いてまいります。
鈴木氏:店舗経営の実体験と国の制度を掛け合わせた手堅いビジネスモデルですね。IPOに向けた組織づくりや今後の成長を期待しております。ありがとうございました。
道川内氏:ありがとうございました。