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📊 Event Report

NewLo株式会社:ステーブルコインとポイ活を融合し、グローバルな「価値流通」を社会実装するWeb3インフラ

VENTURE PITCH ONLINE
2026/01/29
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ステーブルコインの法整備が進む今、Web3による「なめらかな価値交換」を日常へ

皆さん、こんにちは。NewLo株式会社代表の前田 英樹と申します。本日はよろしくお願いいたします。

私たちは、「ブロックチェーンを活用して企業の流通価値をグローバルに社会実装する」というビジョンを掲げ、Web3テクノロジーをベースにしたインフラや送金・ポイント交換プラットフォームを開発しています。

現在、日本や米国においてステーブルコイン(法定通貨と連動した暗号資産)に関する法制度やルールが急速に整い始めています。これにより、従来の銀行決済や送金システムを代替する決済領域が大きく拡大しつつあります。また、暗号資産全体の企業保有が増加し、安定性が増す中で、日本でも2028年の金融商品取引法移行や分離課税の導入が見込まれており、暗号資産やステーブルコインの保有者は今後間違いなく増加し、デジタルエコシステムの強力なエンジンになると考えています。

ブロックチェーン技術の最大の強みは、「低コスト」「グローバル」「柔軟な設計」を同時に実現できる点です。これにより、これまでコスト面や国境の壁によってアプローチできなかった決済や価値移転が可能になります。しかし一方で、ブロックチェーンの社会実装には依然として高い技術的・法律的な難易度が存在し、可能性と現実の実装との間には大きなギャップがあります。その結果、企業のブロックチェーン利用は未だに限定的な状況に留まっています。

私たちは、構想段階のPoC(概念実証)だけで終わらせるのではなく、実際のブロックチェーン構築から税務・法務、日々の運用までを一気通貫で社会実装できる数少ないプロフェッショナル集団です。この強みを活かし、実用フェーズに入ったWeb3技術をどのように日常のビジネスに組み込んでいくかという課題に挑んでいます。

SNSログインで即ウォレット生成。ポイ活からステーブルコインへの交換システム

私たちの事業は、実証の場としての「自社プロダクトの運営」と、そこで得た知見を提供する「企業向けWeb3ソリューション&コンサルティング」のハイブリッドで構成されています。

自社サービスとして、Web3ポイ活プラットフォームをベータ版としてリリースしています。このサービスでは、ユーザーはX(旧Twitter)などのSNSアカウントでログインするだけで、ブロックチェーン上に暗号資産やステーブルコインを簡単に受け取れるデジタルウォレットを瞬時に作成できます。

ユーザーは、サイト上でのキャンペーンや、ASPと連携した各種ゲーム案件などをクリアすることでポイントを貯められます。そして最大の特徴は、この貯まったオンチェーン(ブロックチェーン上)のポイントを、スマートコントラクト(自動契約実行プログラム)を用いて、暗号資産やステーブルコインに非常に低いコストで「なめらかに交換」できるシステムを構築している点です。

現在、このベータ版の登録ユーザー数は約6,000名に達しており、国内外の比率はほぼ半々です。日本特有の「ポイ活」をグローバルなステーブルコインの送金決済と融合させることで、国境を意識しない価値交換のインフラがすでに日常的に稼働しています。

企業向けステーブルコイン送金・決済SaaSと大手コンサルティング展開

私たちは、自社ポイントサイトでの実証成果をもとに、企業向けのWeb3ソリューション(B2B)の提供を本格化させています。

現在、多くの企業から「ステーブルコインを使った送金や支払いの仕組みを自社ビジネスに組み込みたい」という非常に高いニーズをいただいています。これに対応するため、企業が日々の送金や清算、社内の承認ワークフローに利用できる「企業向けWeb3ウォレットSaaS」を春のリリースに向けて開発しています。同時に、暗号資産の導入を検討する大手企業に対し、Web3導入に向けたコンサルティングおよび伴走支援を行っており、現在大手企業2件のプロジェクトがパイプラインとして進行しています。

私たちのチームは、ブロックチェーンのビジネス化に精通した強力なメンバーで構成されています。私自身は2017年からトークン上場やWeb3マーケティングのフロントで事業を率いてきました。CFOの岩崎は、税務・管理会計・法務のプロフェッショナルであり、JBA(日本ブロックチェーン協会)の元常務理事として、金融庁等とステーブルコインの法制化に関する対話を直接重ねてきた知見を有しています。これにフルスタックのブロックチェーンエンジニアであるテックリードが加わることで、企画からリーガル、実装までを一元的にカバーできる強みを持っています。

現在、自社サービスのグローバル展開および企業向けSaaSの機能開発を加速させるため、シードラウンドでの資金調達を実施しています。社会実装に強みを持つパートナー企業様や、Web3領域での協業を目指す皆様からのご連絡をお待ちしております。ありがとうございました。

質疑応答・フィードバック

中澤氏(コメンテーター):ありがとうございました。暗号資産やWeb3は一般ユーザーにとって依然として心理的・技術的なハードルが高い分野ですが、それを日常の「ポイ活」という親しみやすい入り口でつなぐアプローチは非常に面白いと感じました。現在、登録ユーザーの国内外比率が半々とのことですが、最初からグローバル展開を強く意識されていたのでしょうか?

前田氏:ご質問ありがとうございます。はい、最初からグローバル展開を前提として設計しています。これまでの「ポイ活」サービスは基本的に日本国内の市場に閉じていましたが、ステーブルコインを活用すれば、一切の海外送金手数料や為替の障壁を排除して、世界中どこからでも「価値のインセンティブ」を受け取ることができます。ただ、ポイントというインセンティブだけでは市場の起爆剤(モーメント)として弱い部分もあるため、世界中で社会実装が急増している「ステーブルコイン決済」を組み合わせて両軸で展開していくことが、今後の大きな強みになると確信しています。

中澤氏:特に東南アジアなどのアジア圏においては、銀行口座を持たない「アンバンクト(Unbanked)」層が多いため、国境を越えたポイントやステーブルコインの支給・決済は非常に強いニーズがありそうですね。

前田氏:まさにその通りです。口座を持たない地域の方々にとっては、ポイントよりも生活に直結するステーブルコインの直接送金のニーズが極めて高いです。私たちは決済インフラの提供とインセンティブ設計の両軸をカバーしていきます。今後、さまざまなサービスにおいて、送金や保険金の支払い、商取引の決済にステーブルコインが使われる時代が来ますが、そこに私たちのポイントインセンティブの仕組みを絡めることで、強力なエコシステムを構築できると考えています。

中澤氏:もう1点、ブロックチェーンはスマートコントラクトで自動実行できるため「プログラマブル(プログラム可能)」である点が特徴ですが、将来的にAIエージェントがユーザーに代わって自動でポイ活をするような世界が来たら面白いのではないかと思いました。AIと御社のWeb3インフラの相性はいかがでしょうか?

前田氏:非常に鋭いご指摘ですね。AIエージェントとブロックチェーンは、技術的にめちゃくちゃ相性が良いです。AIエージェントにデジタルウォレットを1つ紐づけておけば、その後のやり取りや契約執行はすべてブロックチェーン上でプログラムとして自動で完結します。したがって、AIが自律的にウォレットを使って価値を探索し、交換する世界は現実的です。ただ、ポイ活をAIにやらせる場合、広告主側から見ると「アドフラウド(不正広告・広告詐欺)」にあたるボットアクセスとの戦いになります。そのため、AIが正当に稼働するためのKYC(本人確認)や、不正検知の強固なセキュリティ設計を合わせたソリューションが必要になってくると考えています。

中澤氏:AIとWeb3の融合におけるリアリティのある課題ですね。技術だけでなく、法務や実運用の知見をお持ちの御社だからこそ説得力があります。今後の進捗を楽しみにしております。

前田氏:ありがとうございます。実用的なWeb3の社会実装を進め、価値流通のインフラを創り上げてまいります。