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📊 Event Report

【株式会社WAVEE】Web3.0×AIで実現する「人材の証券市場」。紹介した人材の活躍から未来永劫リターンが得られる、仕事マッチングの革命的インフラ

VENTURE PITCH ONLINE
2025/12/04
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自社会員と求人の「狭いマッチング」を破壊。あらゆる人材データをブロックチェーンで統合する構想

皆さん、こんにちは。株式会社WAVEE代表取締役の早川裕太と申します。本日は、AIとWeb3.0の力を掛け合わせ、従来の転職・仕事マッチングのあり方を根本から変革するプラットフォーム「WAVEE(ウェイビー)」についてお話しさせていただきます。

私はもともと15年前にAI領域の研究・専門家としてキャリアをスタートしました。その後、新規事業開発を経て、2017年頃からブロックチェーンやWeb3.0領域のビジネスに深く参入してまいりました。並行して、Fintechと高齢者福祉を掛け合わせた株式会社ハメタの創業や、HR領域のベンチャーでの経験を経て、このWAVEEの立ち上げに至っています。

私たちが目指すのは、「すべての人に本当に最適な仕事を提供する」という社会の実現です。しかし、現在の人材業界には大きな構造的課題があります。それは、無数にある人材紹介会社(エージェント)が、それぞれ自社で抱えている限られた登録候補者と求人企業の間でしかマッチングを行えないという点です。データが各社でサイロ化(分断)しているため、個人にとっても企業にとっても、提案される選択肢が非常に限定的なものになってしまっています。

本当に最適なマッチングを実現するためには、世の中のあらゆる人材データと求人企業の情報を一つの共有インフラに統合する必要があります。私たちは、ブロックチェーン技術を介してこれらを統合し、個人やエージェントが自らの持つ情報を外へ提供することで、継続的なインセンティブ(利益)を得られる新しい経済圏を構築しています。

招待した知人が活躍するたびに報酬をライフタイム分配。ネットワーク効果を爆発させる「招待証明書NFT」

WAVEEのプラットフォームを急成長させる核となるのが、個人を起点とした紹介・招待のインセンティブ設計です。

仕組みは非常にシンプルです。ユーザーの皆さんが、周囲の優秀な知人や企業をWAVEEに招待します。すると、招待した証明として、その招待相手に紐づく「招待証明NFT(招待証明書)」が皆さんに付与されます。このように人材紹介の権利をNFT化して流通させるプロジェクトは、グローバルでもほとんど前例がありません。

この招待した知人が、WAVEEを通じて求人企業とマッチングし、転職や仕事の契約が成立した際、企業から支払われるマッチング報酬(紹介手数料)の一定割合が、このNFTを保有している招待者に分配されます。

この仕組みを爆発的なグロースへと繋げるために、私たちは3つの革新的なアップデートをモデルに組み込んでいます。

1つ目は「ライフタイム分配(将来分配の永続化)」です。分配報酬は、紹介した知人の「1回目の転職」時だけではありません。その相手が2回目、3回目と、将来にわたって転職をしたり、副業を始めたり、フリーランスとして案件を獲得するたびに、発生するマッチング報酬から常に一定割合がNFT保有者に分配され続けます。

2つ目は「2次紹介インセンティブ(ネットワークの多層化)」です。自分が招待した相手が、さらに別の知人を招待し、その相手がマッチングした場合も、元の招待者に一定の報酬が分配されます。これにより、自身は絶対に転職や副業をしない「企業の経営者やコミュニティリーダー(ネットワークのハブ人材)」を初期から巻き込むことが可能になります。実際に、多くのハブ人材がこの仕組みによって参入し、WAVEEの拡大を牽引しています。

3つ目は「先着優先ルール」です。同じ優秀な人材を複数人が紹介しようとしてバッティングした場合、最も早く招待を完了した人がその人材のNFTを獲得できます。これにより、「誰よりも早く優秀な知人を招待しよう」という強力な先行者利益のインセンティブが働きます。

採用企業にとっても大きな価値があります。信頼できるつながりを通じた「カルチャーフィットする優秀な人材のリファレンス採用」が容易になり、従来の採用広告や高額なエージェント費用と比較して、採用コストを劇的に抑えることが可能になります。このソーシャルグッドなモデルが評価され、先日、国内の大手企業やHR部門が競う「HRテクノロジー大賞」において、WAVEEはHRサービス部門優秀賞を受賞いたしました。

「人材の証券化」が教育の負のループを解決する。返済不要の教育投資モデル

さらに私たちは、この人材NFTの仕組みを発展させ、「人材の証券市場」とも言える金融イノベーションを構想しています。

将来有望な若手や優秀な人材は、キャリアを積むにつれて年収が上がり、WAVEEでマッチングした際に発生する報酬額も高くなっていきます。つまり、その人から発生する報酬分配を受け取る権利である「人材NFT」の価値も将来的に上昇することを意味します。

そうなると、投資家としては「将来有望な人物のNFTを、できるだけ早い段階(学生時代やジュニア期)で買い取っておきたい」という投資ニーズが生まれます。一方で、その人を招待した紹介者からすれば、「長期で保有すればリターンは大きいが、今すぐ目の前の資金に変えたい」という売却ニーズが生じます。

WAVEEがこの買い手と売り手をマッチングする取引所として機能することで、世界初の「人材版の証券市場」が誕生します。

これが実現すると、日本の教育や人材育成における最大の課題を解決できます。例えば、優秀な学生や学び直しをしたい社会人に対し、企業や投資家が教育資金を「投資(サポート)」します。本人は借金(奨学金)を背負う必要はありません。その人が将来活躍し、WAVEEで仕事とマッチングした際のリターンから、投資家は資金を回収するのです。

企業にとっても同様です。「新入社員を高い教育コストをかけて育てても、数年で辞められてしまうため教育投資がしづらい」という負のループが存在しますが、自社の従業員を起点にWAVEEのNFTを組成しておけば、仮にその社員が他社に転職していったとしても、彼らが他社で活躍する限り自社にリターンが分配され続けるため、企業は安心して「人への投資」を最大化できるようになります。

個人側の獲得だけでマッチングが成立する、特許出願中の「400万社AI探索技術」

このWAVEEの構想を急速にスケールさせるための技術的武器が、私たちが特許を出願している「AI自動探索・マッチング技術」です。

通常の人材プラットフォームは、求職者(個人)と求人(企業)の両方を同時に集めなければマッチングが成立しないという「ニワトリと卵」の課題に直面します。

しかし、当社の特許出願技術を用いることで、WAVEEに個人(求職者)さえ登録されれば、AIが国内約400万社を含む世の中のあらゆる企業データベースから、その人のスキルやカルチャーに極限までフィットする企業を自動的に探索・選定します。そして、WAVEEから企業側へ「御社に完璧にフィットする優秀な候補者がいます」と自動でアプローチを行い、契約を結びます。

つまり、個人側を獲得するだけでマッチングを成立させることが可能になり、プラットフォームの成長速度をこれまでの数倍に加速させることができます。

現在、Web3領域のトップレイヤーをはじめ、先端スタートアップや上場企業グループ各社へ導入が進んでいます。また、特定の2Cユーザーを抱える事業者様や人材会社様と提携し、WAVEEのシステムをOEMとして横展開するパートナーシップも複数進行中です。

来年2026年春には、1億円規模の資金調達(プレシリーズA)を予定しております。人への投資と仕事の出会いをソーシャルグッドに変革するこのプラットフォームを共に大きくしていく投資家・パートナー企業の皆様、ぜひ一度ディスカッションさせてください。ありがとうございました。

質疑応答・フィードバック

コメンテーター(伊藤氏):早川さん、ありがとうございました。Web3とAIを掛け合わせた非常に斬新な切り口で、頭をフル回転させながらお聞きしました。

非常に興味深いと感じたのは、単なる採用プラットフォームにとどまらず、「人材への投資」という金融的な側面を持っている点です。若者に対する教育資金や奨学金のように、成長した将来の収入から何パーセントかをリターンとして投資家に還流するようなモデルは非常に意義がありますし、人への教育投資を劇的に加速させる可能性を感じました。このあたりは、やはり明確に狙って設計されているのでしょうか?

早川氏:まさにその通りです。おっしゃっていただきありがとうございます。時間の都合上、プレゼンでは駆け足になってしまいましたが、私たちはまさに「人への投資」を個人の借金(返済義務)なしで実現するエコシステムを目指しています。

従来の個人向け教育ローンや一部の出世払い型(ISA)モデルは、個人が「将来の給与から返済する」という義務を負うため、個人への心理的・経済的負担が非常に大きいという課題がありました。

これに対し、WAVEEのモデルでは、例えば大学や専門学校、あるいは特定の技術スクールに行きたい若者に対し、投資家が学費を支援します。若者はWAVEEに登録されてNFT化され、将来彼らが仕事でマッチングした際、企業から支払われるマッチング手数料から自動的に投資家へリターンが分配されます。

さらに、その分配を受ける権利(NFT)は取引所で他の長期投資家に途中で売却することもできるため、初期の教育投資家は早期に資金を回収し、次の有望な若手へ再投資することができます。個人は1円も返済義務を負うことなく、ただ自身のスキルを高めて活躍すれば良いという、非常に健全で心理的負担ゼロの教育投資支援モデルが成立するのです。

伊藤氏:返済不要で、投資家同士の取引市場によって初期回収もできる。これは素晴らしいイノベーションですね。

また、企業が「社員を育ててもすぐに辞めてしまうから教育したくない」という「教育の負のループ」を解決できるというお話も、経営者として非常に共感します。多くの大企業が新卒を採用してOJTなどで高いコストをかけて教育しても、3年ほどで転職されてしまい、教育コストがすべて無駄になるという不満を抱えています。これが、転職後も最初に教育した企業にリターンが入り続けるとなれば、企業は安心して教育に予算を投じられますね。

このプラットフォームは、まさにスピードと規模の戦いになると思いますが、今後のスケールに向けた戦略を教えてください。

早川氏:おっしゃる通り、これはネットワーク効果をいち早く効かせた者が勝つスピード勝負です。

そのため、私たちは自社だけでユーザーを囲い込むのではなく、特許出願中のAI技術を駆使して「候補者さえ集まれば、世の中の400万社から最適な企業を自動で探索してマッチングできる」という片側アプローチをとっています。

加えて、特定のコミュニティや会員基盤を持つメディア、2C事業者、あるいは中堅の人材エージェント各社に対し、WAVEEのシステムをOEM(ホワイトラベル)として提供するパートナーシップを進めています。パートナー企業は、自社の抱えるユーザーをWAVEEのネットワークに繋ぎ込むだけで、自社のユーザーが他社でマッチングされた際にも継続的な手数料収入を得られるため、非常に強い提携メリットがあります。このOEM戦略によって、プラットフォームの規模を加速度的に拡大し、日本、そしてグローバルの教育・人材インフラの底上げを図ってまいります。

伊藤氏:なるほど、OEM展開によって提携先を増やし、アグリゲーターとして急速に面を取る戦略ですね。非常に論理的でスケールしやすいモデルだと思います。来年春の資金調達も含め、今後の展開をとても楽しみにしております。応援しています。

早川氏:ありがとうございます。全力で事業を推進してまいります。