スウェーデンの電気・自律走行トラック企業であるEinrideは、EV充電ソフトウェアを開発するスタートアップFlipturnを3800万ドルの全株式交換取引によって買収することに合意しました。本件はEinrideが上場企業となって以来、初の買収案件となります。取引は2026年7月中に完了する見込みであり、Flipturnの従業員17名は買収後も同体制で業務を継続します。
2022年に設立されたFlipturnは、EV充電インフラを最適化するソフトウェアプラットフォームを開発しています。同社のシステムは、業界標準である「Open Charge Point Protocol(OCPP)」を通じて多様なEV充電器と通信が可能で、充電インフラの稼働監視や、車両のバッテリー残量、走行ルートデータの分析、およびオンサイトのエネルギー貯蔵システムとの統合機能を提供します。
EinrideのCEOであるRoozbeh Charli氏は、今回の買収が同社の米国市場におけるスケール戦略の重要な一手であると述べています。これによりEinrideは、電動トラックの車両提供だけでなく、充電管理ソフトウェアを一括提供する垂直統合型モデルを確立します。電動トラック導入に懸念を抱く顧客に対し、運用効率を高める包括的なソリューションを提示することで、シェア拡大を目指します。
Einrideは、キャブレス型の自律走行トラックで知られる企業であり、現在はHeineken、PepsiCo、Carlsberg Sweden等の大手企業向けに約200台の大型電動トラックを運用しています。また、同社はAmazonの物流ネットワーク「Relay」において、自社開発の「Saga AI」ソフトウェアを活用した車両管理サービスも展開しています。