IBMは2026年7月22日、2026年度第2四半期決算を発表しました。四半期売上高は172億ドル、売上総利益は99億ドル、純利益は22億ドルを計上しました。依然として高い収益性を維持しているものの、ウォール街の期待には届かない結果となりました。これを受け、同社は通期の成長予測を下方修正しました。
今回の業績において最も大きな打撃を受けたのは、同社の主力である「インフラストラクチャ」カテゴリーです。特にメインフレームの売上が前年同期比で42%減少しました。最高財務責任者(CFO)のジム・カヴァノー氏は、メインフレームの販売はソフトウェア収入の大きな柱(ハードウェア1ドルにつき3ドルのソフトウェア収益)となっており、今回の減少が業績全体に波及していると説明しました。
IBMのアーヴィンド・クリシュナCEOは、今回の業績悪化をAI投資ブームに伴う「一時的な現象」と分析しています。データセンター向け機器やPCの価格が15%から30%上昇したことを受け、顧客企業が限られたIT予算をこれらAI関連ハードウェアの調達に一時的に振り向けたことが、メインフレームの買い替え見送りに繋がったと指摘しました。
IBM側は、顧客がメインフレームから離脱する兆候は見られないと強調しています。クリシュナCEOは、買い替えを見送った顧客の多くは最終的にシステム更新とソフトウェア契約を継続する見込みであり、一部では既に復調の兆しが見られると述べています。市場でのメインフレームの役割は、AI時代においても引き続き重要であるとの姿勢を崩していません。