独自の溶湯鍛造法による金属基複合素材の開発・製造を手掛けるアドバンスコンポジット株式会社は、東亜電気工業株式会社を引受先とするシリーズB資金調達を実施したことを発表しました。今回の出資を通じ、同社の素材設計・製造技術と東亜電気工業の幅広い産業ネットワークを融合させ、新たな用途開拓と国内外での事業展開を加速させる方針です。
アドバンスコンポジット株式会社は、2015年に設立された静岡県富士市を拠点とする企業です。独自の「溶湯鍛造法」を用いて、アルミニウム等の金属とセラミックス、グラファイトなどの異種材料を複合化する技術を有しています。開発される素材は、高熱伝導、軽量、高剛性といった特性を備えており、自動車、半導体製造装置、AI・データセンター、パワー半導体など、熱マネジメントや精密制御が求められる産業分野において重要なソリューションとして活用が進んでいます。
東亜電気工業は電子・電気材料分野に強みを持ち、多様な産業界に国内外のネットワークを有しています。今回の提携により、アドバンスコンポジットが有する技術力と東亜電気工業の知見を組み合わせ、顧客への提案力を高める狙いがあります。今後も同社は、研究機関や投資家、事業会社との連携を深め、「地球の未来を素材で支える」というビジョンの実現に向けて社会実装を推進します。