エンジェルラウンド株式会社は、2021年から2025年までの一般市場におけるIPO(新規株式公開)企業464社を対象とした独自調査結果を発表しました。本調査は、上場直前期の当期純利益に基づく損益状況を分析し、スタートアップ市場における「赤字による先行投資こそが急成長の源泉である」というステレオタイプなイメージと、実態との乖離を検証するものです。
調査の結果、分析対象となった464社のうち、367社(79.1%)が上場直前期に黒字であることが判明しました。年別に見ても、黒字比率が最も高かった2025年は87.9%、最も低かった2022年でも72.5%を記録しており、5年間を通じて黒字企業の割合が7割を大きく上回る結果となりました。本調査における黒字・赤字は、上場直前期の当期純利益に基づいています。
同社代表の大越匠氏は、この結果を単なる黒字・赤字の優劣ではないと指摘しています。安定したキャッシュエンジンを土台とし、新規事業への挑戦と撤退のサイクルを回す経営状態を同社では「ソリッドベンチャー」と定義。スタートアップ的な戦略(先行投資)と、黒字経営は両立可能であることを示唆しています。
同社は、本調査の集計元データを2026年10月18日まで期間限定で無償提供します。また、今回の調査の根底にある経営思想をまとめた大越匠氏の著書『ソリッドベンチャー 黒字IPO企業の8割が実践する「失敗しても倒れない」経営』が、2026年10月28日に翔泳社より刊行される予定です。