医療機器スタートアップであるアットドウス株式会社は、同社初となる医療機器の上市を目前に控え、資金調達手法として「DPO(Direct Public Offering:直接公募)」を実施することを発表しました。証券会社を介さず、ビジョンに共感する個人投資家から直接資金を募ることで、患者の尊厳を守る医療の実現に向けたコミュニティ形成を加速させます。今回の募集目標額は約2,000万円であり、エンゼル税制(優遇措置B)の対象となっています。
アットドウスは、「病を治す過程で、患者の生活の質や尊厳が損なわれてしまう」という医療現場の課題解決に挑むスタートアップです。神奈川県横浜市に本社を置き、東京都大田区のモノづくり拠点「ヤスラボ」に東京支店を構えています。創業以来、NEDOやAMEDをはじめとする公的機関から累計1億円以上の支援実績を持ち、着実な研究開発を重ねてきました。
今回の資金調達は、2026年9月に予定されている第1号医療機器の上市を完遂させることを目的としています。同社が開発したコア技術「電気浸透流ポンプ」は、電圧制御により粘度の高い薬液を超微量かつ一定速度で局所投与できるデバイスです。極細針との組み合わせにより、抗がん剤などの全身副作用を低減させ、患者が自分らしく生きるための低侵襲医療を実現します。調達した資金は、製品化に向けた最終開発局面のリソースに充てられ、開発の遅延を防ぎ上市を目指します。
安久工機がプロデュースする「ヤスラボ」での開発体制を維持しつつ、DPOを通じて共感者を株主として迎え入れることで、長期的なパートナーシップを構築します。医療機器の上市という難易度の高い挑戦を、技術力と共感コミュニティの力で乗り越えることを目指しています。