AZUL Energy株式会社は、シリーズA-ex(エクステンション)ラウンドにおいて、第三者割当増資による資金調達を実施したことを発表しました。引受先にはSpiral Capital、日邦産業、ペガサス・テック・ベンチャーズ、フィデアキャピタルが名を連ねています。また、本ラウンドと並行して日邦産業株式会社との資本業務提携を締結しました。
2019年に設立された同社は、レアメタルを使用しない独自触媒技術「AZUL触媒」をコアに、次世代エネルギーデバイスの社会実装を目指すスタートアップ企業です。空気電池をはじめ、燃料電池、水電解、CO2電解など多岐にわたる分野で技術開発を行っています。6月にはR&Dセンター「AZUL Innovation Hub」を開所し、開発体制を強化しています。
今回の調達資金は、主に空気電池関連技術の研究開発および事業化の加速に充当されます。具体的には、AZUL触媒を搭載した空気電池用ガス拡散電極(AZUL-GDE)の開発、空気電池セルの性能向上、および量産化に向けた開発体制の強化が推進されます。空気電池は高い理論エネルギー密度を誇り、長時間エネルギー貯蔵(LDES)や防災・バックアップ電源分野での活躍が期待されており、同社はこれらの技術を通じて社会課題の解決を目指します。