航空追跡データサービスを提供するFlightAwareが、予測市場プラットフォーム運営のKalshiを提訴しました。本訴訟は、Kalshiが提供する予測市場において、FlightAwareが保有するフライトデータが同社の許可なく利用されていることをめぐる法的措置です。
Kalshiは、将来のイベントの結果に対してユーザーが賭けを行う予測市場プラットフォームを提供しています。今回問題となっているのは、その予測対象として設定された「航空便の欠航率」です。FlightAware側は、自社が提供するリアルタイムの航空データを基にした予測市場の構築に対し、知的財産権およびサービス利用規約違反を主張しています。
本件は、データアクセス権と予測市場の権利関係を問う、テックおよび法務における重要な先行事例となる可能性があります。リアルタイムデータの活用が進む中で、データの提供元と二次利用を行うプラットフォーム側の境界線がどこにあるのか、今後の裁判所の判断が業界全体のデータ戦略に大きな示唆を与えることになるでしょう。