Googleは、次世代地熱発電を手掛けるFervo Energyとの間で、400MWの電力を調達する新たな契約を締結しました。これは、急速に増大するデータセンターのエネルギー需要に対し、持続可能かつ安定的なカーボンフリーエネルギーを確保するための戦略的な取り組みです。
本契約は、Fervoが推進する「拡張型地熱発電(Enhanced Geothermal Systems: EGS)」を活用した電力供給に関するものです。両社は以前より協力関係にあり、今回の400MWという規模は、従来の地熱発電の枠を超えた商用規模での展開を本格化させるものとなります。
Fervoの技術は、石油・ガス業界で培われた水平掘削や水圧破砕技術を応用し、これまで地熱発電が困難であった地域での発電を可能にしました。天候に左右される太陽光や風力とは異なり、24時間365日一定の出力を維持できる「ベースロード電源」としての安定性は、電力負荷の大きいテック企業にとって極めて重要な利点です。
Googleは、2030年までにカーボンフリーエネルギーのみで業務を行う目標を掲げています。今回のFervoとの大規模な契約は、その目標達成に向けた重要な柱であり、今後も脱炭素化を加速させるための地熱エネルギー活用が拡大していく見込みです。