GX MINERALS株式会社は、シリーズA++ラウンドにおいて総額約4.6億円(デットファイナンスを含む)の資金調達を完了した。今回の調達は、NEX-T Tokai Innovation Fund(Prime Partners/東海東京証券共同運営)、岡崎信用金庫、株式会社三井住友銀行、および個人株主・法人を含む計3者によって実施された。
2023年5月に設立された同社は、産学官連携で開発された2D板状高機能フィラー「DIA」の開発・製造・販売を手掛けるスタートアップである。タルクを独自技術で高アスペクト比化した「DIA」は、樹脂と複合化することで高い剛性と軽量化を両立できる。自動車産業を中心とした脱炭素化およびESG推進を、素材の側面から支える技術力が強みである。
2026年7月、愛知県田原市に構える田原工場が商業稼働を開始。年間約1万トンの生産能力を備えた供給体制が整った。今回の資金調達により、同社は従来の量産供給から事業の軸足を広げ、高付加価値な高機能材料領域への展開を強化する。具体的には、分析の内製化を含む特殊グレードの開発、品質保証・バリデーション体制の整備、および国内外における知的財産の権利化に充当する方針である。