Metaは、社内のエンジニアを対象としたパフォーマンス評価基準を改定しました。これまで一部で指標とされていた「AIツールを活用したコード生成量」を、人事評価のメトリクスから除外することを決定しました。
AIの普及に伴い、エンジニアの間でGitHub Copilotなどのツールを用いて生成されるコードの量を最大化する「tokenmaxxing」と呼ばれる行為が発生しました。これは本質的な問題解決やプロダクトの品質向上ではなく、単なるAIによる出力数の水増しを目的としたものです。この現象により、人事評価における生産性の客観的な測定が困難になったことが、今回の改定の背景にあります。
今後は、生成AIの出力結果のみに依存するような単純な指標を廃止します。人間による詳細なコードレビューや、プロジェクト全体への貢献度、エンジニアが本来持つべきスキルセットや技術的難易度への対応能力を重視する評価体制へと回帰します。AIはあくまで生産性を補助するツールであり、その使い方が評価を歪めるべきではないという同社の姿勢が示されています。