OpenAIは、壊滅的なAIリスク(catastrophic AI risks)を監視・特定するために編成されていた専門チームを解散した。今後は、当該チームが担っていた業務を組織内の他のグループへ再配置し、体制を刷新する。
本件は製品や資金調達に関するものではなく、組織体制の変更である。同社は、特定の安全対策部門を解体し、その機能を分散させることで、全社的な安全ガバナンスの統合を図る狙いがあると説明している。
これまで当該チームは、AIがもたらし得る極端なリスクの特定に特化していた。今回の組織改編により、リスク評価のプロセスがより広範な組織構造の中に組み込まれる。安全性への取り組みを開発プロセスのどの段階に、どのように統合すべきかという同社の戦略的転換を示唆する動きと言える。
解散したチームのメンバーやリソースは、既存の他グループに割り当てられる。組織形態の変化が、今後のリスク評価の質やスピードにどのような影響を与えるか、引き続き注目が集まる。