米国最大の電力送電網を管理・運営するPJM Interconnectionは、急速な電力需要の増加に伴い、送電網の安定性を維持するための緊急対策案を公表しました。特にAIやクラウドサービスの普及によるデータセンターの電力消費増が、電力インフラに対する大きな負荷となっています。
PJM Interconnectionは、深刻な電力需給の逼迫時にブラックアウト(全域停電)を回避するため、データセンター等の大規模消費施設に対して計画的な電力供給の制限や一時的な中断を行う運用方針を検討対象に含めています。これは、電力網全体の安定運用を最優先するリスク管理の一環です。
現在、具体的な実施計画やデータセンター側との詳細なプロトコルについては調整が続いています。今後、電力需要がピークに達する夏季や冬季の運用において、データセンター運営事業者はより厳格なエネルギー効率化と、非常時の電力供給調整に対応するためのインフラ構築が求められる見通しです。