株式会社9lioneは、医薬品流通改善DXプラットフォーム「9lione(クリオネ)」において、シリーズAラウンドで総額1.2億円の資金調達を実施しました。本ラウンドは横浜キャピタルをリード投資家として迎え、インキュベイトファンド、三井住友海上キャピタル、DG Ventures、グローブアドバイザーズ、ナノバンク、およびエンジェル投資家やデッドファイナンスを含め、累計調達額は4.4億円となりました。
株式会社9lioneは、医薬品の流通最適化を目指すスタートアップ企業です。医薬品卸売販売業の許可を取得し、単なるマッチングにとどまらず、自社で在庫を保有・管理する卸売事業者として事業を展開しています。GDP(医薬品の適正流通基準)に準拠したトレーサビリティを確保し、医療機関の在庫管理の効率化と医薬品不足の解消に取り組んでいます。
今回の調達資金は主に以下の3点に充当されます。
1. 拠点網の拡大:全国の医療機関へ対応するため、物流および営業拠点を順次拡充します。
2. プロダクト開発:AIを活用した在庫の可視化と取引自動化を進め、医療現場の業務負荷を低減します。
3. 組織体制の強化:薬事、プロダクトマネジメント、エンジニアリングなどの人材採用を強化します。
今後の展望として、余剰医薬品を必要な医療機関へ届ける仕組みを社会インフラとして定着させることを掲げており、AIによる需給予測を通じた適正価格での安定供給機能の拡充を図ります。