三菱地所が運営するコーポレートベンチャーキャピタル「BRICKS FUND TOKYO」は、光量子コンピュータの実用化を推進するOptQC株式会社への出資を実施しました。今回の出資は、量子技術領域における産業政策やユースケースの知見獲得、および量子分野のエコシステム構築を目的としています。
OptQCは、東京大学大学院工学系研究科の古澤研究室が長年培ってきた光量子技術の研究成果を基盤に、2024年9月に設立されました。研究開発からビジネス実装までを一体的に推進し、グローバル市場での光量子技術の社会実装を目指しています。同社はNEDOのプロジェクトでの採択や、JSTのムーンショット型研究開発事業への参画など、国主導のプロジェクトでも中心的な役割を担っています。
光量子技術は、常温・常圧下での動作が可能であり、消費電力の抑制や制御システムの簡素化において他方式よりも優位性を持つと期待されています。OptQCは、本ラウンドのリード投資家であるNTT株式会社との資本業務提携を通じ、研究開発のみならず社会実装を見据えた連携を強化しています。三菱地所は、今回の出資により、量子技術を活用したイノベーション拠点の整備や将来的な事業機会の創出を目指します。